女性が趣味として自転車にハマらない理由を考えてみたら女性人口を増やすヒントが見えてきた。〜それでも一緒にサイクリングがしたい人へ〜

女性が趣味として自転車にハマらない理由を考えてみたら女性人口を増やすヒントが見えてきた。〜それでも一緒にサイクリングがしたい人へ〜

先日CBNさんの記事を読みまして、大変興味深かったので私も考えてみました。

➡ スポーツサイクリングが女性フレンドリーになりきれない理由
➡ 女性がサイクリングにハマりきれないのはなぜ?(コメント紹介)

女性がサイクリングにハマりきれないのはなぜかをあれこれ考えてみることは、結果的に自転車業界に女性を増やすきっかけにもなると思いますので、とても良いことだと思います^^
ということで今度は女性が趣味として自転車にハマらない理由を、私は心理的側面から考えてみることにしました。

女性がスポーツバイクに感じていること

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早速スポーツバイクに関して女性目線で考えてみますと、自転車はそもそも男性メインのスポーツだと思っていると思います。
速いスピードで車道を走るのが危なそうと思っているでしょうし、ピチピチのサイクルウェアで競技っぽいイメージもあるので、見た目的にも軽い気持ちでやりにくいのかもしれません。

機材をあつかうのが苦手という女性が多い印象もあります。よく分からない物を使わないと出来ないスポーツってハードルが高いんですよね。
なので、女性は身体だけで出来るスポーツか、あってもシンプルで分かり易い機材を使ったスポーツならやれると感じるのかもしれません。
(ランニング、ヨガ、SUP、スノボー等)

しかし、自転車を趣味にしていると言うと、私の周りでは「かっこいい!」「趣味が運動って健康的で良いね!」「自転車で色んな場所にフラッと行って美味しいご飯食べて、気持ちよさそう〜!」
と本心で言ってくれる女性がほとんどです。

何度も自転車の話を聞いてくるような女性もいます。
興味はあるんだけど、なかなか一歩が踏み出せない感じなのかもしれませんね。

それって何でなんだろうと思うわけです。
私と貴方の違いは一体何なんだろうかと。

色々考えてみたところ、なんとなく一つの答えみたいのが出てきました。
ではここからは心の深いところを考えていきたいと思います。

※あくまで私の個人的な考えなので、他にも考え方は沢山あります。一つの考え方として楽しんで頂けたら幸いです。

少し抵抗のある女性が自転車を購入するまでの4つの心理

スポーツバイクを買うまでに起きる流れを細かく分析してみました。少し繊細めです。

その1 でも、お高いんでしょぅ?

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通販番組のお決まりのセリフっぽく言ってみましたが、それがなんと・・・実際に高いw
まずは高いバイクを購入するのに抵抗がある人は多いと思います。そして高いと感じるのが普通だと思います。

その2 メカが苦手だな〜

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バイクを購入するということは、機材と向き合わないといけないので、そこにまた抵抗が起きます。
苦手意識があると当然敬遠しますよね^^;

その3 自分だけでは手に負えない

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機材と向き合うには専門的なショップや機材に詳しい人(知らない世界で新しい出会い)と向き合わないといけない。

趣味としてやろうにも、機材に苦手意識がある女性にとって自転車は自分だけで完結出来る物ではないので、抵抗が生まれるのではと考えました。

その4 ショップに行っても男性スタッフばかりで話しにくい

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女性スタッフがいないor少ないので、相談しようにも少し勇気がいる事ではあります。
そもそも女性は男性の事をうっすら嫌い(怖い)と思っているというのが、少し前にTwitterでバズってましたが、正直この気持ちは確かにあります。
嫌いというわけではないのですが、初対面の場合本能的に身構える女性が多いと思います。

2と3は苦手意識から生まれる心理かなと思います。
少し繊細めに分類してみましたが、もしかしたらスポーツバイクを購入にまで至らない女性には細かく分けて4重くらいの抵抗が無意識に起きているのではないかと思いました。

ふわっと「購入しちゃおっかな〜」という気持ちになっても、その次のトライが待っているのでなかなか進みません。
それを全てクリア出来た女性、もしくは全部吹っ飛ばして突っ込んで来た女性が、現在サイクリングを趣味にしている女性たちなのかもしれませんね!

性格的に自転車にハマるorハマらないタイプ

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私は自ら自転車を趣味にしている女性なわけですので、上記のスポーツバイクを購入する心のステップは割と簡単に越えてきたわけです。
この差は一体なんなのかを考えてみました。

これは性別関係ないと思うのですが、きっと大きく分けて2種類の性格的タイプがあるのではと考えました。

能動的なタイプ

自ら進んで嬉しい&楽しいものを見つけ出すので、上記を勢いで突破していく。
(自転車は1人でサイクリングするものだから、そもそも誰かと走りたくて乗ってるわけではないので、興味があったから買って乗ってるくらいのテンション)

→興味があればなんでもやる

受動的なタイプ

何かを与えてもらうのが嬉しい&楽しいと感じていて、自ら進んで動けない受け身タイプ。このタイプは興味関心の幅が狭いので、前述をクリアする難易度が非常に高い。

→とっかかりのハードルが低いものや、女性人口が多いスポーツを好む

ヨガや教室などに通う女性は比較的多いと思うのですが、やはりそれも先生に教えて貰える(与えてくれるもの)の方が楽しいと感じているからだと思います。

この差ではないでしょうか。

今現在1人でも誰かとでも楽しくサイクリングしている女性は、本質的に能動的なタイプなのだと思います。メイビー。

そして日本人は受動的なタイプが多いと言われています。
特に女性は男性を立てるような文化があったので、控えめなタイプが好まれやすい風潮が長年あったと思います。子供の頃そんな母親や大人の女性を見て育つので、無意識にそれが正解だと思っているのかもしれません。
(昨今だいぶ変わってきましたが、男性社会の中で活躍していくにはやはりそこらへんの文化的な考え方が、男女共に根強くある気がします)あ、メイビーです。笑

ちなみに「自転車が趣味って良いですね!色んな所に行ってて楽しそう!」と言ってくれる女性はどちらのタイプにもいます。

元々受動的な人でも興味が出来た時、自転車に詳しい人が近くにいれば始める事も当然あると思います。
最初は教えて(与えて)もらっていたのが、次第に出来るようになっていくと自信が生まれ、やる気にも繋がり、積極的に行動できるようになると思いますので 🙂

一緒にサイクリングがしたい!

センチュリーラン笠間2017無事完走!
カップルや夫婦で同じ趣味の場合、上手くいかないのは上記のバランスかもしれません。

男性が能動的で、女性が受動的の場合、能動的な人がやる気が出るような事や喜ぶような発言は、時に受動的な人にはやる気を失わせてしまう場合があるのではと思います。

能動的 → 一緒に走ったら(私が)楽しい!
受動的 → 一緒に走ったら楽しませてくれる

上記が基本的な思考だと思うので、
上手くいけばお互い楽しめますが、能動的な人は基本的に受動的な人に合わせないといけないわけです。
相手に合わせてとにかく楽しませる技術が必要になります。

上手くいかなかった結果→楽しませてくれなかった→継続無しとなる。

また、能動的同士だとしても、
趣味にのめり込む気持ちの差で上手くいかないこともあると思います。

・趣味なんだから気分転換できるくらいでいい
・趣味なんだから本気で楽しみたい

趣味の向き合い方が近い程お互い楽しくやっていけると思います。
勿論差が離れていても、お互いの関係性で上手く付き合っていけるかとは思いますが。

結局は思いやりなのかもしれませんね。

そこに注目して大好きな人とサイクリングしてみてはいかがでしょうか。メイメイビー。

自転車業界で女性を増やすには?を考える

北アルプスの山々!綺麗〜!
自転車業界で女性を増やすには、まずは能動的な女性に興味関心を持たせるような見え方にするのが良いのかもしれませんね。そこから受動的な人も動き出しますので。

その為にはやはり根本的な事ですが、女性の気持ちに寄り添った機材やウェア、体制が必要かと思います。
私のような能動的なタイプの女性サイクリストがどんどん発信していくのも、とても大事なことだと思います。

色々考えてみたけど、
我、初心にかえるの巻w

業界は違いますが、マッサージ機のルルドは完全に女性向けにシフトしました。あのマッサージ器も女性だから生まれた商品だと思います。
現在自転車業界に関してはそこまで力を入れているメーカーがあるとは思えないですし、やはり機材ありきのスポーツなので、今後も男性がメインの業界なのではないかと思います。

FEELCYCLEというエアロバイクを使用したフィットネスジムは、女性に人気のようですね。
お仕事で仲良しなデザイナーの方も入会していました。(サイクリストでは無い)

暗闇の中イケメンインストラクターにやる気を引き出して貰いながらシェイプアップ出来て、しかも機材の事は考えなくて良い。(なにそれ最高)
与えてもらうのを好む受動的タイプの人には良いスポーツ(トレーニング)なのかもしれませんね。
FEELCYCLE、個人的に興味あります!笑

まとめ

千葉の房総にぶり夫と台風の復興応援サイクリング行ってきました!100kmコース配信中♪
以上が私が思った、女性がスポーツバイクに感じていることと、4つの抵抗(苦手意識)、タイプ別による趣味の向き合い方、女性を増やすには、でした。

ちなみに受動的なのがいけないわけではありません。教わるのもとても楽しい事ですし、受動的な人がいるから能動的な人が活躍できる部分もあるとは思いますので。
ただし自分らしく生きやすいのは能動的な行動がとれる人ではあります。(そこはまた別の話ですね)

とまぁ色々分析してみましたが、今の自転車業界で女性人口を爆発的に増やすのはなかなか難しいのかなーーーーと思いました。

結局はきっかけさえあれば人は行動すると思うので、そういう意味では弱虫ペダルは本当に素晴らしい漫画だと思います!!!漫画って素晴らしい…(//∇//)

長文でしたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。

それではまったねー!

弱虫ペダルはアニメもあり映画もあります!

ルルドのマッサージクッション我が家も使っていました^^


りんこにおしっこされて泣く泣く捨てた悲しい思い出が・・・orz

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